2015年6月5日金曜日

録音ノススメ(Ymobile 305ZT 解約について)5

[契約取消・後編]

というわけで、販売店との交渉には失敗。
ネットの体験談によると、次なる段取りはYmobileのカスタマーセンターに相談。それでもダメなら、

・事件の概要説明
・消費者契約法 第四条により、契約の取消を申し入れる
・誠意ある対応なくば消費者センター、消費者庁に報告する
・場合によっては法的手段をとる

などの文言の入った文書をワイモバイル業務センター宛に送付する。
という感じ。

ここまで、私は録音データの存在は認識しつつも、内容を確認していない。
いかんせん、「Ymobileを解約しよう」と思い立ってからまだ数時間なので。

というわけで、音声データを確認しながら、販売員の「明らかなウソ」や「故意に誤解を誘導する発言」を書き起こし、消費者契約法が云々など加えて文書の体裁を整えた。ついでに
「本件の問い合わせに対し、店舗責任者から『なぜ録音したんだ!』などと恫喝され、大きな恐怖感を覚えた。」
と付け加えた。
音声データもCDに焼いた。

このままYmobileに送ろうかとも思ったが、あの逆ギレ責任者は録音データがハッタリであると判断した可能性もあるので、もう一度ヨドバシに行き、音声データを確認してもらった上で、それでも「ウソは言ってない、お前が悪い」と言い張るようならYmobileに送ろうと決めた。

うん、「本社にチクるぞ」「消費者センターにチクるぞ」「訴訟起こすぞ」とは言うものの、実際やるとなるとすごくめんどい。私社会人だし。たかだかモバイルルーターのために時間と精神力を浪費してる場合じゃない。訴訟になったら解約手数料以上のコストがかかりそうだし。
販売店で話が収まるなら、それに越したことはない。



それで後日、再びヨドバシへ。一応その日に返品できるよう、商品の箱や付属品も持参。
顔覚えられてて、モンスタークレーマーとして門前払いされたらイヤだなあと思ったけれども、「解約の件で」とスタッフに伝えたらカウンターに通してもらえた。
そこで販売員に文書やCDを提示しつつ、「というわけで話の分かるやつ連れてこい」と要求したら、電話の男とは別の男性スタッフが登場。
「ご足労いただき大変申し訳ない、文書を拝見してもよいか」と訊かれたので渡す。
しばらく行ったり来たり、電話のやりとりをしている様子だったが、再びやってきて、
「確かにこちらの契約内容説明に非があった、深くお詫び申し上げる、お客様が文書にてご提示された条件での契約取消を行う。」
と、非常に丁寧に対応された。ちなみに「文書にてご提示された条件」とは
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契約の取消により、事業者には

・契約手数料(約3千円)の返還 
・契約解除料(約1万円)無償
305ZT商品代金未支払い分(20156月分より)(約4万円)無償
20156 月以降使用料(約4千円/月)無償

を求める。これが認められた場合のみ、申立人はすみやかに

・商品の返品
・ヨドバシポイント特典10,000 P の返還

を行う。
 --------------------------------------------------------------- 
という内容。法的文書の知識が無いので、かなり稚拙な文章なのが恥ずかしい。

「使用月の基本使用料も全額返してもらった、ポイント特典の返還も要求されなかった」という人もネットで見かけたので、「くそっ余計なこと書かなきゃよかった」とも思ったが、これが私の考える「誠意ある条件」なので、まあいいや。

あと、「先日の店舗責任者からの電話に関し我々も内容を確認した。不適切な発言があったこと、重ねてお詫び申し上げる。」と言われた。

うん、クレーム対応の鑑だね。
商品にクレームを付けたからといって、会社まで見限っているわけじゃない。
たとえば今よりもっと回線が整備され、Ymobileが良いサービスを提供できるようになったら、再びYmobileを利用する可能性も充分にある。
なのに、騙して契約させたり、電話のような感情的な対応をされたら、二度とYmobileを利用しようとは思わなくなる。
今回の男性スタッフのように、冷静かつ誠意ある対応をしてもらえれば、通信速度の問題があるうちは離れるけども、それが解決されたときに再び契約することも吝かではない。

男性スタッフに、「今後のサービス向上のため、文書のコピーを取らせていただいても良いか」と訊かれたので、「どうぞ。CDも差し上げます。」と言ったら、「せっかくご準備いただいたところ申し訳ないが、こちらは確認させていただかなくても大丈夫です。」と戻された。そこにも「我々はお客様を信用しているので、内容確認の必要は無い」という誠意が見えて、ホッとした。



さて、その足でWiMAXのブースに向かい、幸い先日と同じ販売員がいたので「おかげで無料で解約できました」と言ったら、
「マジで?!契約書があるから無理だと思った……」
というリアクション。なので、
「契約時の録音データがあるぞ、と言ったら解約できました。」と言ったら
「マジで?録音してんの?こっわ。」
と宣い、
「もしかして今も録音してる?」
と訊かれたので
「はい」
と言ったら、その後のWiMAXの商品説明が先日に比べていやに歯切れ悪くなったw
免責っぽい発言(WiMAX回線の速度は保証できない、など)や、
WiMAXがダメならモバイルルーターはどこもダメだよ。固定回線引いてくれとしか。」
「料金は抑えたい、でも安定かつ高速の通信がしたい、そんなワガママ通用しないよ。どっちか犠牲にしないと。」
といったモラハラチックな発言も増えた。
月々の使用料がいかにおトクか、ということも、いくつかのケースを想定して試算してくれたものの、ちょいちょい数字のちょろまかしがある。
そんなごまかしに騙されるバカだと思われてるのが腹立つ。
っていうかいつの間にかタメ口だし、完全にナメられてる。

というわけで、「WiMAXに乗り換えるにしても貴様からは買わない」という結論に至った。2時間つき合わせといて買わない私も相当タチ悪いけどw

ネットでWiMAXについて調べてみると、「TryWiMAX」というルーター無料レンタルのサービスを見つけたので、これを利用してみることにした。
まだ届いたばかりだけど、なかなか快適。自宅ではアンテナ 本中 2 本しか立っていないが、高速回線のWiMAX2+はもちろん従来回線のWiMAXでも動画視聴にストレスを感じない速さ。これなら買ってもいいかな。


あ、ちなみに、あれだけボロカス書いたYmobile 305ZTですが、月7GBの制限解除も必要無いくらいのライトユーザーであれば充分使えると思います。

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